新型コロナウイルスの動物における検査について

愛媛では春の訪れを実感するようになりましたが、新型コロナウイルスの感染が世界を大きく揺さぶっております。

一般論として、人と動物の間でウイルスが行き来することは少なからずあり、症状を示さないことも、重篤な症状を示すこともあります。

新型コロナウイルスに関しては不明な点がまだまだ多いのですが、今朝入手した米国農務省の通達によれば、伴侶動物を含めた飼育動物がこのウイルスの発生源であるとか、これらの動物がこのウイルスに感染して具合が悪くなるといった事例は報告されていないとのことです。

同時に、人の新型コロナウイルス感染との関連が疑われない限り、一般の伴侶動物に対して本ウイルスの検査を行うことはしないとも声明を出しています。

この決定の要因の一つには、ただでさえ大幅に不足している人用の検査資材・人材が、根拠の不明な動物の検査のために費やされることに対する危惧があるようです(三井の私見)。

弊社といたしましては、死後検査の実施の前に依頼者と綿密に情報交換をし、万が一、人の新型コロナウイルスの動物への影響が懸念される場合は、関係機関と相談しながら慎重に対処していく所存です。

科学的な思考と冷静な行動によって、難局を耐え、乗り越えていければと思います。

ノーバウンダリーズ動物病理 三井一鬼