2018年 新年のご挨拶とお知らせ

新年を迎え、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

毎年恒例となっておりますが、昨年弊社であった主な出来事について振り返り、今年の目標を添えてみます。

4月、河村先生が日本獣医病理学専門家協会(JCVP)認定医として、単名での診断書発行を開始しました。独り立ちの第一章です。レジデント(研修医)期間中は敢えて診断件数に上限を設け、一件一件を丁寧に診ることで症例からしっかり学び、ご依頼主の要望に的確に対応できるようになることを目標にしました。死後検査に関しては、三井と交互に症例を担当し、やはり丁寧に最初から最後まで注意力を持続して診断ができるように心がけました。優秀な成績を残し続けていますので、今年はさらなるスピードアップ、いい意味での要領の良さの会得、今後の進路開拓への着手の3点に意識を向けてもらう予定です。

同じく4月より、獣医師のKさんに週に2回、組織病理検体の切り出し業務や社内の雑務をお願いしています。社会人として、獣医師として、私どもも学ぶことが多い方です。今年も昨年同様に一緒にやっていただければと思います。

私個人としては、10月にJCVP試験合格、12月には岡山理科大学獣医学部の一教員として内定(赴任は2019年春)を得るなど、多少冷や冷やピリピリする時間を過ごしました。また、40歳も半ばを過ぎましたので逃れられないものとは思いますが、本業以外の大小の仕事やdutyが不定期にやってきまして、新旧世代の役割分担の折り返し点に自分が差し掛かっていると感じました。そして、この状況下で理想とする仕事のスタイルを貫くには何か工夫が必要だなあと、はっきり実感した1年でもありました。

多くのお客様から、来年春からノーバウンダリーズはどうするんだ?畳むのか?と質問を受けます。明言しておきますが、会社は継続いたします。ただし、教員という職種に初めてチャレンジしますし、期待に胸を膨らませて入学してくる学生さんや新しい同僚の皆さんに対する義務もあります。ですので、朝から晩まで診断業務に全霊を傾けていることができた(許された)これまでのようには行きません。大胆な発想で、難局を乗り切っていきます。

弊社スタッフ一同、今年も手を抜かずにハードワークを続ける所存ですので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

ノーバウンダリーズ動物病理
代表社員 三井一鬼

獣医大学教員就任についてお知らせ

平素より大変お世話になっております。

先般、文科省より公開された通り、弊社代表(三井)におきましては、新設の獣医学部(愛媛県今治市)に助教として赴任することになりました。赴任時期は2019(平成31)年4月1日となります。

弊社診断業務は、2019年3月初旬まで、概ね現行の通り継続いたします。その後につきましては、各方面と協議し、決定次第あらためてお知らせ申し上げます。

これからも今まで通り、日々研鑽を忘れず、質の高い病理診断業務を継続してまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。以上、簡潔ではありますが、ご連絡申し上げます。

ノーバウンダリーズ動物病理
代表社員 三井一鬼

鳥類病理セミナーにご参加ありがとうございました

いつもお世話になっております。

さる5月14日(日)に麻布大学 百周年記念ホールで行われた特別セミナー「米国鳥類病理専門医が語る飼鳥の生理・病理・疾病」は、おかげさまで大盛況のうちに終えることが出来ました。

講師の若松伸子先生(北里大学出身、米国ルイジアナ州立大学准教授)は、アメリカの「超」忙しい春学期を終えて間もないタイミングで一時帰国され、セミナー当日は風邪気味で声が出にくい中、6時間のトークと2時間の懇親会で、精力的に参加者の方々に学術的なことや獣医師・獣医病理医・研究者・一個人としてのご経験を伝えてくださいました。参加者は、それぞれの立場から、うなずくこと、糧になることがあったものと思います。心に残る素晴らしいセミナーをしてくださったことに、あらためて厚く感謝申し上げます。

今回のセミナーには177名(うち学生・院生49名)にお越しいただき、後援団体(エキゾチックペット研究会、鳥類臨床研究会、鶏病研究会、日本獣医病理学専門家協会)の先生方には一方ならぬご尽力を賜りました。この場をお借りして、衷心より深謝申し上げます。

ちなみに、麻布大名物「こがねちゃん弁当」は、参加者数が当初の予定を上回ったために100食限定となりました。このチャンス(?)を逃してしまった方々にお詫び申し上げます。

今回のセミナーを主催した米国獣医病理専門医日本人会(JaGA)の先生方にも、準備や当日の受付等、いろいろとボランティアでお手伝いいただきました。誠にありがとうございました。

今後機会がありましたら、獣医病理関連のセミナー等を企画したいと思いますので、ご意見、ご協力をいただければ幸いです。私自身は今回初めてセミナーの企画や運営を経験しましたが、なかなか大変ながらも大きなやりがいを感じることが出来ました。拙い点が多々あったことをお詫び申し上げます。お叱り、ご不満は次回に生かしてまいります。

セミナー事務局 ノーバウンダリーズ動物病理代表 三井

2017年 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。昨年も皆様には大変お世話になりました。あらためまして、心より感謝申し上げます。そして、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

この場をお借りして簡潔に、昨年の所感と今年の抱負を述べてみたいと思います。

昨年は弊社で初めてとなる獣医師の入社がありました。酪農学園大学の大学院を修了して北海道からやってきてくれた河村先生は、このマイクロ職場で不平も言わず、持ち前の集中力を発揮して精密な病理検査を行ってくれています。11月には赤ちゃんが生まれ、これからは仕事と家庭の両立に挑まなければなりませんし、診断医としても増々責任が重くなっていきます。健康に気を付けて頑張ってほしいものですし、会社としてもサポートしていきます。

会社の業績はとても緩やかな右肩上がりを続けています。元々、売り上げ至上主義に嫌気がさして起こした会社なので「こんなもの」ですが、提携会社の社員さんたちと運命共同体でもあるので、今年も「やるときはしっかりやる」の精神で、着実に発展していければと思います。

弊社は日本に複数存在する動物の病理診断会社の一つですが、昨年特に、「うちの会社のセールスポイントってなんだろう?」という点を意識するようになりました。受注検体数が他社と比べて多いわけでもありませんし、自前で組織標本を作製していないために迅速な診断もできません。しかし、起業時に敢えてこのような体制に甘んじたのは、理由がありました。それはズバリ、「時間を確保して、診断医の仕事をする」です。確保できた時間を使って、
・一つ一つの症例に丁寧に向き合う
・しっかり診断医としての勉強する(リーディング、学会・勉強会への参加、ディスカッション等)
・世の中が何を必要としているかを観察する
といったことが可能になっています。病理診断医の仕事はスライドグラスを診ることだけではなく、死後検査も当たり前に行い、未知・新興の社会問題に対応することも含まれます。

というわけで、動物の病理診断会社の看板に恥じない仕事をきっちりこなす努力を、今年もインテンシティーを保って続けていきたいと思います。

今年も皆様をいい意味で驚かせたり安心していただいたりできるよう、健康で、前向きに、やっていきたいと思いますので、どうぞご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

ノーバウンダリーズ動物病理
代表社員 三井一鬼

「命ってなんだろう」のお話会

平素よりお世話になっております。何となく、春が見えてきた気がします。

今週はじめ、東久留米市立第十小学校の4年生のみなさんを対象にしたお話し会に行ってまいりました。「命ってなんだろう」と考える授業の一環で、私がお話しするのは今回が3回目になります。もともとは高校時代の水泳部仲間が当校に勤務していた縁で招いていただきました。

お話し会

お話し会

今年も例年と同内容で進めました。動物の病気を治療する、検査する、予防するという獣医師の役目の中で、死んでしまった動物からしっかり学ぶことで他の命や次の命を救うことができる「病理解剖(死後検査)」のことを、生々しい写真も交えてお話ししました。死を身近に感じる機会が減っている現代日本社会において、動物の死は貴重な教材ではないかと常々感じていますので、こども達の反応を確かめながら45分を共有しました。後日感想文が送られてくる予定ですので、どんなことをくみ取ってくれたのか楽しみにしています。毎年、こちらがびっくりするようなことが書いてあります。

どんなに個性豊かな「生」を送っても、死んでしまえば臓器・細胞の集合体、骸(むくろ)に変わってしまいます。だから生きていることは大切なんだ、命を大切にしなくてはならないんだ、と言えます。しかし、病理医は骸にも個性があることを知っています。命のリサイクルというと簡潔化しすぎですが、これからも、皆が蓋をする、目を背ける大事なことに取り組んでいかねばなあと思いつつ小学校を後にしました。

来年もまた機会があればお伺いしますね!

ノーバウンダリーズ動物病理
三井