いつもお世話になっております。年が明けて早や2週間。すっかり日常にまみれております。
強い寒波と大雪によって被害が出ている地域もあるようです。皆様くれぐれもお大事にしてください。
昨日1月14日(土)に行った第15回のミニ勉強会は、ゲスト2名を迎えて4名で行いました。またもや写真を撮り忘れましたが、和やかに2時間、勉強しました。
今回の内容は以下の通りでした。
1.獣医病理教科書Q&A by 全員 皮膚第3回 Q&A
2.死後検査症例検討会
「肥大型心筋症によって死亡した猫の1例」 by 河村
(「心筋症」とは原因がはっきりしない心疾患に用いる用語だが、本当の本当に原因がわからないのだろうか?今後もこのままでいいのだろうか?また、心筋症と死を結ぶ真のメカニズムは何だろうか?と、重要な問題提起がありました。)
3.超微形態学(電子顕微鏡)的観察の説明DVD鑑賞
(CL Davis Foundationという獣医病理学の民間学術団体がアメリカにあるのですが、毎年会費を払うとDVDがプレゼントされます。今まで放っておいたDVDを有効活用しようと始めた第1弾。素人が電顕の写真を評価する際の基礎的事項のレクチャーです。内容はやや古いですが、苦手意識を持ちがちな電顕写真が、心なしか楽しく思えてきました。今後もしばらく続ける予定です。)
当勉強会の構造・やり方については、2016年4月4日の投稿をご覧ください。次回第16回は、2017年2月4日(土)13時スタートとなりますので、参加ご希望の方はご連絡ください。生検や剖検の症例発表は、参加者の持込も歓迎しますので、資料やスライド等を持参していただければと思います(印刷が必要であれば弊社でいたします)。持込症例がない場合に、当社の症例発表をすることにします。
次回はPathology of domestic animals 6th edition, Chapter 6 Integumentary System, p.685-736 が予習範囲です。主として皮膚に起こる腫瘍性病変について学んで行きましょう。そしていよいよ、これが終われば第1巻制覇です!千里の道も一歩から、後ろを振り返ると、結構歩いてきたものだと感慨があります。
では、今後ともよろしくお願い申し上げます。
(アメリカ学会出張報告は、いま取り組んでいる諸事が片付いたら、今月末にアップする予定ですのでお楽しみに。)
ノーバウンダリーズ動物病理
三井