いつも大変お世話になっております。
2025年3月17日(月)より、弊社は東京都府中市にて動物の病理検査業を開始いたしました。
愛媛県今治市で大学教員と兼任して過ごした6年間で、獣医解剖学・組織学をはじめとした様々な分野の最新の学術情報に触れることができ、病理診断医としてさらに成長できたと多少なりとも自負しております。また、学生さんの卒論指導やプライベートでの釣行等を通じて、自分の子どもくらいの若い人たちの思考回路に触れることもでき、有意義でした。
今後とも、先生方のお役に立てることがございましたら全力でご協力させていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
下記リンクにて、最新の検査項目と料金を説明させていただいておりますので、是非お時間を取ってご一読いただければ幸いです。
https://drive.google.com/file/d/1KcPToZJ9mSH7XWdbE5pBdiDfUJjcp3FB/view?usp=sharing
各項目の補足説明は下記の通りです。
★組織病理検査(外科病理)
・愛媛営業所で行っていた通り、先生方からは、香川県の四国細胞
・検体受領から診断書のメール送付までは最短で2日です(検体が大きい、硬い、脂肪が多い等の場合はこれより延長します)
・病理診断医が「切り出し」作業を行った方がよい検体は直接弊社(東京)へお送りください。例として「摘出眼球」、「ご依頼主が剖検を実施した臓器」があります
・見たい・見るべき構造が余すところなく完全に観察可能な「光学顕微鏡(いわゆる顕微鏡)」による診断を全症例にて行い、学会で使える品質の複数の組織写真を撮影・添付いたします(他社ではバーチャルスライドによる診断が増えておりますが、診断医にとって便利な反面、診断の質を犠牲にしています)
・バーチャルスライドは教育ツールとしては優れておりますので、ご依頼いただければ作成を代行いたします
★死後検査(剖検)
・弊社では、ご遺体を縫合・清拭し、飼主様の心理的負担を極限まで減らす「コスメティック処置」が特色です。他社では実施していない処置ですので、ぜひご活用ください
・東京での再起動に合わせ、出張剖検を復活します(基本的に首都圏が対象です)
★病理相談外来
・予約制、有料の、獣医病理専門医に質問や相談ができる機会になります。弁護士との法律相談のようなものとお考えください
・動物をお連れいただくわけではなく、飼主様や獣医師の先生等「ひと」が対象です
・病理検査結果の解説、セカンドオピニオン、検査実技指導等にご活用ください
・学生やレジデント等の教育・研究目的の面会・相談は無料です
以上となります。
ご不明な点等がございましたら、遠慮なくお知らせください。
弊社ホームページも順次アップデートし、学術情報の発信も再開いたします。
よろしくお願い申し上げます。
ノーバウンダリーズ動物病理 三井一鬼