ミニ病理勉強会第4回

お世話になっております。九州の地震から1か月が経ちました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。もし我々にお手伝いできることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

4回目となる5月14日のミニ勉強会は参加者5名で以下の内容でした。

1.獣医病理教科書Q&A (問題と解答→Pathology-of-domestic-animals-6th-ed-Chapter-2-3-QAs
2.鈴木聡先生(ACプラザ苅谷動物病院市川橋病院)ご講演「イヌの舌における顆粒細胞腫瘍の由来と細胞質内顆粒形成に関する病理学的研究」
3.生検症例紹介(balloon cell melanocytoma, histiocytic sarcoma(どちらも犬))
4.剖検症例紹介(病変内に回虫様の線虫の幼虫と卵を伴う腹膜炎の猫の症例)

第4回勉強会

鈴木先生のご講演は、研究って奥が深くて面白いなと自然に感じる内容でした。Veterinary Pathology 2015, Vol. 52(3) 456-464にご講演の内容が発表されていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

当勉強会の構造・やり方については、4月4日の投稿をご覧ください。次回は日本獣医臨床病理学会(今月28, 29日)に参加する関係上、3週間後の6月4日(土)13時スタートとなりますので、参加ご希望の方はご連絡ください。生検や剖検の症例発表は、参加者の持込も歓迎しますので、パワーポイントあるいは印刷したレジュメ、実際の組織スライド等を持参していただければと思います。持込症例がない場合に、当社の症例発表をすることにします。

次回までに読んでくる範囲は、Pathology of domestic animals 6th edition, Chapter 2 Bones and Joints, p.128から、いよいよ次章Chapter 3 Muscle and Tendonのp.186(Congenital and inherited diseasesの手前まで)です。これを読めば、獣医病理のバイブルの約1割をカバーしたことになります。先は見えてきた?!

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

ノーバウンダリーズ動物病理
三井

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