いつも大変お世話になっております。関東は梅雨明けが間近な予感です。もう夏に入られている地域の皆様におかれましては、熱中症にお気を付け下さい。
本日7月23日(土)に行った第8回のミニ勉強会には、ゲスト1名を含めて3名が参加しました。話に夢中になり、写真を撮り忘れました…。
本日実施した内容は以下の通りです。今回のQ&Aは神経系の正常構造や病態に関する第1弾で、読むのも問題を作るのも大変でしたが、その分とても勉強になりました。
1.獣医病理教科書Q&A by 全員 Pathology-of-domestic-animals-6th-ed-Chapter-4-1 QAs
2.ミニレクチャー「犬と猫の乳腺腫瘍 後半」 by 三井 (犬の乳腺腫瘍の新しい組織学的分類の解説、乳腺腫瘍における細胞診のあり方、乳腺腫瘍の予後判定等)
3.死後検査症例検討会 by 河村 (び漫性肺胞傷害と僧房弁閉鎖不全症により急死した犬の症例)
4.スライドディスカッション by 三井 (犬の幽門の未分化肉腫、犬の乳腺悪性腫瘍における抗p63抗体の免疫染色の結果)
当勉強会の構造・やり方については、4月4日の投稿をご覧ください。次回第9回は、お盆を挟む関係で、約1か月後の8月27日(土)13時スタートとなりますので、参加ご希望の方はご連絡ください。生検や剖検の症例発表は、参加者の持込も歓迎しますので、パワーポイントあるいは印刷したレジュメ、実際の組織スライド等を持参していただければと思います。持込症例がない場合に、当社の症例発表をすることにします。
次回は神経系を一気に読破します!Pathology of domestic animals 6th edition, Chapter 4 Nervous Systemのp.295-406まで100ページ余りですが、重要な疾患概念が多く含まれていますので、読んでいて飽きることはおそらくないでしょう。範囲が広いので、いつもは作成問題数の上限を10個としていますが、今回だけは15個とします。頑張って、第1巻の山場を乗り切りましょう!
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
ノーバウンダリーズ動物病理
三井