不定期通信:愛媛から東京へ

大変お世話になっております。不定期過ぎる不定期通信の最新号をお送りいたします。


20194月より6年間、岡山理科大学(加計学園と呼ばれることも多い)にて、獣医病理学講座と獣医解剖学講座の助教として勤務しました(退職まであと3週間ほど)。なぜ講座を異動したかについては、飲み会の席などでお話しします。民間に長くいた私は、初めて大学で学生に教える立場になってみて、様々なことを感じ、考えました。収穫も多くありました。今後の仕事と生活に、愛媛県今治市での6年のエッセンスを存分に生かしてまいります。ちなみに、岡山理科大学獣医学部が岡山にあると思っている方がいまだに多いので、びっくりします。皆様も是非一度、今治を訪れ、穏やかな瀬戸内海と急峻な四国山地の遠景が織りなすラブリーな景色を堪能していただければと思います。何度見ても飽きないものです。

 317日(月)を予定している「新」ノーバウンダリーズ動物病理の業務内容を簡潔に説明いたします。小さいラボですが、丁寧で、学術的に妥協しない、思いやりのある仕事を心がけますので、よろしくお願い申し上げます。料金表等も含め、より詳細な内容を、今後ホームページに掲載いたします。

事業の3つの「矢」

組織病理検査(外科病理)

u従来通り、香川県の四国細胞病理センター様に検体をお送りいただきます
uTAT(検体受領から診断書送付までの時間)は、半日~1日これまでより早くなり、最短で2日となります
u光学顕微鏡の機能を存分に用いた精細な観察が特色です(多くの検査機関が用いているバーチャルスライドでは見えない所見が多々あります)
u教育・ディスカッション等に便利なバーチャルスライドを外注(有料)にて作成する体制を整えます

②死後検査 (剖検)

u弊社の死後検査はご遺体を縫合・清拭してお返しするコスメティック処置が特色です
u飼主様から直接のご依頼にも新たに対応いたします
u出張剖検を復活し(当面は首都圏)、国際プロトコールに準拠したリーガル剖検を新設します

動物病理外来

u有料、予約制の、業界初(おそらく)の試みで、週3日、午前・午後に外来枠を設けます
u基本的に獣医師、飼主が対象です。相談やトレーニングなど様々に活用ください
u来所いただいての対面、オンライン、電話等のオプションがあります
u治療に関するご相談など、病理検査の範疇外のご相談は受けたまわりかねます