世の中にいったいどれくらいの種類の病気があるのかわかりません。自分自身がこれまでに罹ってきた病気を、治ったものもそうでないものも含めて数えようとすると、これまたピンときません。おそらく100はないかもしれないですが50以 [...] [...]
病理解剖しない場合、死亡診断書の死因欄に「心不全」と書いておけば間違いではない、ということをどこかで聞いたことがあります。死ぬときは心臓が止まるので、一見辻褄はあっているようですが、病理解剖せずに真の死因がわかれば苦労し [...] [...]
私がアメリカに留学していた時、獣医解剖病理研修医の同学年には白人(Caucasian)のアメリカ人2人と、インド人1人がいました。インド人の同僚に驚かされたのは、暗記力の強さです。寄生虫の名前はすべてラテン語で覚えていま [...] [...]
アメリカの女優アンジェリーナ・ジョリーさんの乳がん予防としての乳腺切除が本日のニュースで取り上げられていましたが、私たちの身近な動物たちにも乳腺腫瘍は起こりますし、その発生頻度は特に犬ではかなり高い印象があります。来る7 [...] [...]
写真や図がなくて味気なくてすみません。 A1.c.の「間質の線維化」猫の慢性腎疾患(CKD)は、いまだに原因がよくわかっていません。中年を過ぎて尿量が増えて、よく水を飲んで、だんだん痩せてきて、血液や尿の検査で腎臓が悪い [...] [...]
Q1. 中年~老年の猫に発生する慢性腎疾患 chronic kidney disease において、高窒素血症、高リン血症、貧血の重症度に最も相関していた組織学的変化/パラメーターは次のうちどれか?(参考:Veterin [...] [...]
腫瘍のトピックが続いてしまいますが、病理組織検査をしていると、「腫瘍の再発を疑っています」という一言とともに検体が送られてくることがよくあります。要するに、以前腫瘍を摘出した患者さん(動物)に新たに腫瘤(平易に言えば「し [...] [...]
[写真] 乳腺単純癌の脈管内浸潤像 参考にした文献 Robbins and Contran Pathologic Basis of Disease 8th Edition (web version) 病理診断書をクライア [...] [...]
[写真] 犬の皮膚肥満細胞腫(Patnaik grade Ⅲ) 参考にした文献 Proposal of a 2-Tier Histologic Grading System for Canine Cutaneous [...]